こんにちは。
YOSHIAKIです。
今回行ったのは福岡県田川郡にある「英彦山野営場」です。
福岡市天神から英彦山野営場まで、一般道での距離だと約70km。有料道路を使用せずに走ると、約2時間といったところでした。
どんなキャンプ場かというと

- 英彦山に近く登山するのに便利
- 周囲に明かりもなく、星が綺麗に見える
といった感じです。
それでは英彦山野営場の詳細を解説していきます。
この記事は2022年10月時点での情報です。
最新の情報については、直接キャンプ場にお問合せください。
キャンプ場の基本情報
所在地
福岡県田川郡添田町大字庄1195番地の2
標高
- 720m
営業期間・休業日
- 4月下旬〜11月下旬まで
- なし
英彦山野営場は、春〜秋までの期間限定で運営されているキャンプ場です。期間中は休業日とかはなく、いつでも予約は可能です。

料金
区分 | 種別 | 料金 | 備考 |
入村料 | ー | 300 | |
宿泊税 | ー | 200 | |
持込テント | ー | 500 | 入村料・宿泊税含む |
オートサイト | ー | 500 | 入村料・宿泊税含む |
ロッジ | 日・祝の前日 | 10,000~25,000 | |
上記以外 | 8,000~25,000 | ||
バンガロー | デイ | 1,000 | |
全日 | 2,000 | ||
管理棟内広間 | ー | 7,000~15,000 |
予約方法・予約開始日
- 電話で連絡して、SMSで必要情報を送る
- 電話番号:080-2731-0234
- 受付日時:9:00~17:00(日・祝除く)
- 4/1〜前日まで
予約する方法は、電話のみです。先に連絡をした後、SMS(ショートメール)で必要情報を送るよう伝えられます。
SMSで送る情報はこちらです。
- 代表者名
- 人数
- チェックイン希望時間
- 宿泊の種類(テント泊、バンガロー泊等)
その他にもキャンプ場についての質問などがあれば、電話かSMSでやり取りをするといいと思います。
キャンセル料金
- 不要
特にキャンセル料金は不要です。天気が悪くなったり、急に予定が入って来れない場合には、できるだけ早くキャンセルの連絡をしましょう。
チェックイン・チェックアウト
- チェックイン:特に決まってない
- チェックアウト:~翌11:00まで
管理人が常駐ではなく、フラッときて料金をもらうスタイルのため、何時に来るかはその日の利用者によると思います。

キャンプ場の詳細情報
場内マップ

こちらが英彦山野営場に設置してある場内マップです。ですが、持込テントの人は、このマップを信じてはいけません。なぜならテントサイトが書いてないんです。

「では、どこに正しいマップがあるんだ」と言われそうですが、なんと管理棟の中にひっそりと貼ってあります。
しかも管理人が来るまで管理棟はシャッターが締められてるので、それまで誰も知ることができない、場内マップがこちらです。
レンタル品
- 未確認
確認をし忘れたのですが、パッと見た感じキャンプ用品のレンタルはやってなさそうです。
ごみ回収
- 無料回収
管理棟の真横にゴミステーションが設けられています。可燃ごみ・不燃ごみなど、袋に入れて分別をしてください。
山ガラスが利用客が去った頃合いを見て、ソロサイトに餌が落ちてないか漁りに来てました。カラスが住み着いてしまうと、後々面倒なので気をつけましょう。
ペット同伴
- 未確認
定年したおじいちゃん・おばあちゃんが車で来て、犬を連れてキャンプ場内を散歩してたりしてたので、特に禁止されてないのではないかと思います。
ただ他のキャンプ利用者の迷惑にならないよう、排泄物の後始末や、吠えるなどの躾はしっかりした犬を連れてくるようにしてください。
焚き火
- 焚火台のみ可
キャンプ場内は直火禁止です。
焚火台を利用して、山火事にならないよう寝る前、帰る前の火の後始末を気をつけましょう。
薪

薪は管理棟で、1束400円で販売しています。
針葉樹で厚みがなく、何かの端材だと思います。比較的早く燃えてしまうので、夜と朝の両方で火を使う人は2束購入するといいかもしれません。
炭の回収

炭は無料で回収できます。
専用の炭入れが炊事等の近くに1ヶ所だけありました。(もしかしたら他にもあったかもしれません)火がついたまま炭入れに入れてしまうと、山火事の原因にもなりますので、燃えカスの取り扱いには十分に気をつけましょう。
花火
- 未確認
電波・Wifi
- docomo系:未確認
- au系:未確認
- softbank系:アンテナ1本程度
softbank系格安SIM『LINEMO』を使用してますが、英彦山野営場では4Gアンテナが1本ギリギリ立つかどうかというレベルです。場所によっては3Gの表示が出るなど、電波状況は決してよくないと思われます。
LINEニュースを開いた際に、記事が表示されるまで、1分近くかかったりと読み込みに時間がかかりました。ネット検索が難しいわけではないですが、登山や神社等に行く方は、Googleマップなどのデータ情報は、事前に読み込みをしておくと安心です。
施設と設備
受付

管理棟はシャッターが閉められていて、スタッフの常駐はしてませんでした。
基本的に管理人の都合の良い時間帯に来て、利用料を回収するシステムになってます。また管理人が到着してもSMSに連絡は来ません。
指定された時間が来たら、管理棟に行くという感じです。
ちなみに利用料金の支払いは、現金のみです。
駐車場

管理棟の手前から入ることができる駐車場。
50台くらいは停めれますが、利用するキャンパーも少ないので、あまり車は停まっていません。
炊事棟

こちらはロッジの近くにある炊事棟。

多少年季は入ってますが、予想してたよりも綺麗に維持管理されてると思います。
ちなみに水は地下水ではなく、飲み水としても大丈夫らしい。(心配な方は水を自分で用意していきましょう)


トイレ

トイレはほとんどシャッターが閉まっていて、唯一使えるのは男子トイレ(小便)のみです。
電気がついてないので、昼間でもちょっと暗いです。

いちおう男子トイレの入口には、仮設トイレが設置されていて、こちらで小便・大便もできます。男女兼用になっているので、女性にとっては嫌かもしれないですね。
ちなみにトイレ内には、ちゃんとトイレットペーパーが2ロールほど備え付けられているので、「紙が切れてるやん!」ってことは、多分ないかと思います。
シャワー
- なし
キャンプ場内にはシャワーはありません。
ただすぐ近く(1kmくらい)の場所に、ホテル和(なごみ)という宿泊施設があります。そちらが日帰り入浴をやってますので、お風呂に入りたい方はこちらを利用すると良いと思います。
ホテルの詳細については、記事下部の「周辺施設」で紹介してます。
ファイヤーサークル

テントサイトの近くにはファイヤーサークルがあります。
つい先日も使われたのか中央には焚き火の跡がありました。なかなかソロ同士が集まってファイヤーサークルをすることはないと思いますが、学生(小学〜大学)や団体らで火を囲むのも良いのではないでしょうか。
AC電源
- ロッジのみ
ロッジ以外の場所にAC電源はありません。モバイルバッテリーを忘れないように持っていきましょう。
自販機
- なし
英彦山野営場内には自販機がありません。
キャンプ場から2kmくらいの位置にカフェがあり、そちらの店舗前に自販機が2台並んで置いてあります。もし切らした場合には、購入しに行くといいです。
テントサイトの詳細
持込テント

英彦山野営場の最上段付近に位置するテントサイトがこちら。①〜③サイトが段々に並んでいて、大体ソロ用テントだと2張くらいはいけるくらいの広さはあります。

①〜③サイトから階段を降りてすぐにあるのが、④、⑤サイト。
④の位置がわからず、見切れてしまってるのですが、⑤サイトと同じくらいのサイズ感です。おおよそソロテントが張れて焚火台や椅子が置ける程度です。

⑥サイトは少しだけ広め。
すぐ近くにファイヤーサークルがあり、目の前が少し開けてる感があるサイト。バイクであればファイヤーサークルの敷地内に停めてもいいそうです。
オートサイト

こちらは多分、オートサイトになります。
なぜかわからないかというと、元々駐車場だったらしく、はっきりと管理人に聞くことができなかったので、サイズ的にもオートサイトかな?ということでそうしてます。
バイクのソロだったら4張り。ファミリーテントだと車込みで2〜3張くらいです。(もちろんテントのサイズによります)

個人的にはテントを張るならこの2ヶ所が良いです。
ちょうど日陰になりやすくタープがなくても快適に過ごせます。周囲を木々に覆われており、景色が良いとは言えませんが、芝もいいし、段差がない綺麗は平面なので、寝るのにも快適でした。

バンガロー

現在使われているバンガローは6番〜24番、40番です。
英彦山野営場では60棟ものバンガローがありますが、そのほとんどは現在使用されていないのか、手入れがされてないものも多く、中には朽ち果てているものもありました。
特に奥の方のバンガローは樹々に囲まれてるため、陽に当たらず、壁には苔が生えていたり、足場の木が腐り始めてるものもあります。





13番・14番の周囲には草が伸びまくっていて、とても近寄れる雰囲気ではありませんでした。



ここら辺のバンガローは風通しがいいので、苔の量が比較的少ないですね。










ロッジ

ロッジはできて年数が経っていないのか、それとも陽当たりが良いからか、外観の状態がよかったです。


周辺施設
カフェ

英彦山にツーリングしに来たライダーの人たちが、よく休憩に立ち寄ってるカフェ。
内装を撮影できませんでしたが、シンプルな作りで、センスの良いカフェという感じでした。

外にメニュー表が出てたので撮影。参考にされてください。
道の駅 歓遊舎ひこさん

- 住所:〒824-0604 福岡県田川郡添田町野田1113−1
- 営業時間:9:00~18:00
英彦山に最も近い場所で、生鮮食品を売ってるのがこちらの道の駅。地元の農家が作った野菜や、魚の他にも、ちょっとしたお土産やお酒も売ってます。
食堂もあるので、買い忘れたら行ってみるのも良いかもしれません。
入浴施設

- 名称:ひこさんホテル和(なごみ)
- 住所:〒824-0721 福岡県田川郡添田町英彦山233−5
- 営業時間:
- 連絡先:0947-85-0121
- HP:https://hikosan-nagomi.com/
- 入浴料金:600円(大人)、400円(小学生)、300円(幼児)
英彦山野営場から1kmくらいの位置にある入浴施設。金額もリーズナブルですし、めちゃめちゃ近くに銭湯があるのはラッキーですね。
まとめ
- 無骨な野営といった感じの場所ではない
- 週末のテントサイト利用者には人気で埋まりやすい
- サイトの指定はできず、早い者勝ち
標高720mの位置にあるため、10月上旬だと朝方の気温は低めで、少し寒かったです。シュラフは3シーズン用ではなく、冬用を持っていくと良いと思います。
昔ながらのキャンプ場という感じではありますが、そこそこ管理されていますし、特に不便を感じることもありませんでした。
サイト利用料も1人500円と格安なところも、ソロキャンパーとしてはお財布に優しく、嬉しいポイントだと思います。
眺めが良いとは言えませんが、ソロキャンプを楽しむという点では悪くないところです。